日本は今週末まで梅雨が続くそうです。
もう7月も半ばなのに、まだ明けないなんて。
なんだか体調も優れないし、気分も優れないという方いるかもしれません。

なぜ、天気が悪いと体調を崩しやすいのでしょうか?
2つのキーワードがあります。
それは「気圧」と「日光」です。
1、 「気圧の変化が及ぼす影響」
梅雨など雨が降るときは低気圧になります。
低気圧になると体を調整する自律神経が調整しはじめます。
自律神経は温度や湿度、気圧の変化に合わせて血管を収縮させたり拡張させたりして身体のバランスを取っている神経です。
気圧の変化で 、自律神経のバランスが崩れ 体調を崩しやすくなります。

特に、血液やリンパの流れが悪い人は、気圧の変化で血液やリンパ液の流れの影響を受けやすいので、頭痛やめまい、耳鳴り、関節 痛、神経痛を訴える人もいるのです。
2 日照時間が減る影響
また、雨が長く続くという事は太陽をあまり浴びなくなるということ。

そうすると生活リズムが崩れたり、気持ちを落ち着かせるホルモン、セロトニンの合成が進みにくくなり、うつ病のリスクが上がります。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO82195140R20C15A1000000/
脳内セロトニン代謝回転の季節変動(Lambertらの研究から引用、2002年)。実はセロトニン利用率は季節というより検査当日の日照時間に相関していた(イラスト:三島由美子、以下同)
冬の期間が長い北国の人たちはうつ病のリスクが高いとも言われています。
3、天気病の対策
では、天気の悪い日が続いた時の、自宅で出来る対策はなにかあるのでしょうか?
まず、自律神経の調整です。
天気が悪くても仕事や家事に精を出している方も多いはず。
湯舟にゆったりとつかり副交感神経を活性化し、リラックスする時間を持ちましょう。

エアコンやクーラーなども使いすぎると、身体の調整機能を弱らせてしまうのでほどほどに。
寒いなとかんじたら、長袖などを着て体温の調整をしてください。
次に、生活リズムを整えましょう。
毎朝、外に出る事。例え、曇り空でもその上に太陽はあります。
太陽から出る紫外線を浴びましょう。
そして、夜は明かりはなるべく浴びないで早く床につきましょう。
セロトニンやメラトニンの原料となるトリプトファン、たんぱく質を含む食品を食べる事もお忘れなく。

作物が天気の影響を受けるように、人間も天気の影響を受けています。
自己管理をして、梅雨を乗り切りましょう。
