突然ですが、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage)
という言葉を聞いた事がありますか?
たぶん、聞いた事がないと思います。
医療、保健従事者でなくとも、これからのニュースのキーワードになると思いますので知っておきましょう。
UHC(ユニバーサル・ヘルス・カレッジ)とは

すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる
どこにいても医療、福祉が受けられる。

どんな境遇の人でも受けられる。

どんなにお金がない人でも受けられる。
という事を目標に向かっていきましょうという概念で、
2015年国連で採択されました。
日本では、国民皆保険制度という制度により、国民すべてが3割負担で医療サービスを受けられます。

アメリカでは民間の医療保険が主流であり、保険金を払えない低所得者は適切な医療サービスを受けられないという事実があります。
このように健康格差を国や政治が主導的に無くしていこうという概念です。
実は、先月大阪であったG20
各国の保健大臣も会合しているのを知っていましたか?

日本での保健大臣会合はこれから、今年の秋に岡山であります。
参考 https://g20-meeting2019.mhlw.go.jp/health/jp/overview.html
内容は感染症流行などの健康危機、高齢化対策、そしてこのUHCです。
実は、日本の平均寿命が長いのは、栄養の改善、公衆衛生の発達とこの国民皆保険制度も要因ではないかと言われています。
世界からも注目されているUHCの歴史を持ってるのです。
もちろん、それに甘んじる事なく、これからの 日本 も適切な医療サービスがすべての人に行きわたるようになりたいですね。
参考HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202658.html